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Vol.6

在比日本大使館主催のJOB FAIRが人材確保の場に

2015年9月7日

  「私を必要としてくれる日本企業であればどんな仕事でも頑張ります」――。   フィリピン中心部のマカティダイヤモンドレジデンスで8月28日午後、在フィリピン日本大使館が主催する「第2回JOB FAIR」が開かれました。日本の看護師と介護福祉士の資格試験に合格できずに帰国したフィリピン人男女と日系企業や医療機関の採用担当者との採用面談が行われました。=写真

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  日本大使館の日本情報文化センター(JICC、Japan Information and Culture Center)によると、今回のJOB FAIRには75人の帰国者が参加。フィリピンに進出している日本企業や医療機関、サービス業、日本語学校など48社が彼らと笑顔で面接。
  このFairは昨年から始まり、今回の求人求職者は昨年実績の求職者50人、求人企業26社をはるかに上回りました。

  採用側によると、フィリピン国内では日本語の出来るフィリピン人は年々減少傾向にあるそうです。そのため、日本の医療機関や介護施設で働きながら看護師・介護福祉士試験に挑戦したフィリピン人を欲しがる需要は今後増える見込みです。

  JOB FAIRに参加した女性(31)は、4年間、福島県白河市の特別養護老人ホームで働きながら介護福祉士を目指しました。しかし合格できずやむなくフィリピンに帰国。彼女は「日本での勤務経験と日本語検定3級の語学力を生かしたいです。介護などの医療機関で働きたいのですが、私を必要としてくれる日本企業があればいいなと思い、今回のFairに参加しました」と話す。
  他方、大手電機メーカーの関連会社の採用担当者は「フィリピン国内で日本語の出来るスタッフを探すのは困難です。私どもは医療機関ではありませんが、日本語能力と日本の滞在経験を持つ優れた人材を求めています」と述べています。

  ところで、外国人の看護師・介護福祉士の職域は、本来、外国人の就労が認められていません。しかし、2国間のEPA(経済連携協定)による公的な枠組みの範囲内で特例的に行われています。加えて、政府が日本の労働市場への影響がない範囲内で、年度ごとの受入れ枠を設定。協定で認められている滞在期間は、看護3年、介護入国後4年間以内の就労・研修をすることになっています。

  日比両国間でもEPAの締結に伴い、2009年以来、日本側はフィリピン人看護師・介護福祉士の候補者を受け入れています。しかし、合格ラインは高く難関な試験。日本大使館によると、日本での滞在中の3年または4年以内に国家資格を取得できなかった約400人がフィリピンに帰国し、日本で学んだ知識と生活体験などをPRしながら就職活動をしているそうです。



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