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Vol.15

大健闘の農産物輸出。
今後は生産を支えるマンパワーの確保が課題。

2016年2月15日

  自動車産業などの輸出産業が好調ですが、その陰で農業が予想外に健闘しています。最近の毎日新聞夕刊は「昨年の農産物輸出7452億円、3年連続最高を更新」と報道して、注目されました。TPP交渉で「農産物が壊滅的になるのではないのか?」との危惧の声を打ち消しています。

  同紙によると、農林水産省が2月初めに発表した2015年の農林水産物・食品の輸出額は前年比21.8%増の7452億円で初めて7000億円台に達しました。3年連続で過去の実績を更新しています。
  海外での和食ブームや円安が後押ししたのが原因。政府は2020年に1兆円を目指していますが、順調に取引実績を伸ばしているため早めに達成されそうです。

vol.15画像   品目別に紹介すると、りんごが前年比55.0%増の134億円、牛肉が34.6%増の110億円、緑茶が29.6%増の101億円といずれも初めて100億円台に達しました。
  日本酒は21.8%増の140億円、お米は56.4%増の22億円、中華料理に使われるホタテ貝は32.3%増の591億円と全品目で最大でした。

  輸出先は香港が1794億円と最も多く、米国、台湾、中国、韓国と続いています。香港経由で中国本土にわたっている分も多いと見られています。
  輸出額は2012年が4497億円で足踏み状態が続いていたようですが、その後の3年間で7割近くが増えた計算です。

  輸出好調の原因は3つ。
  1つは、2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて、海外の和食ブームが広がったこと。
  2つは、2012年末以来の円安で日本の農産物が割安で手に入れられるようになった。
  3つは、福島原発事故の影響を心配した各国が輸入制限をしていましたが、それが緩和又は撤廃されたこと。

  元気な農業を支えるのも人力です。農業人口が減少する中で技能実習生などの海外からの受け入れも今後活発になるでしょう。




エーピーシーズ ポーターズ株式会社 ORDIA


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