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Vol.17

マニラの介護スクールを視察

2016年3月16日

  「技能実習法が成立すれば当校の卒業生の実践的な訓練の拡大につながりますね。期待しています」――。マニラ市内のセント・ジョセフ・カレッジ(St. Joseph Colleges)の責任者は人材総研(JHRI)とのビジネス連携に笑顔で応えました。もう1校のマニラ・タイタナ・カレッジ(Manila Tytana Colleges)も同じ反応。

  タイタナ側はすでに大阪の日本語学校と提携して、語学留学をしながら介護施設でアルバイトをするフィリピン人学生を紹介しているといいます。
  こうした動きはフィリピン側だけではありません。ベトナム、インドネシアでも技能実習法案の成立を見越してすでに準備が始まっているのです。以下は2月のマニラ視察記。

写真0311   セント・ジョセフ・カレッジの学生数は約1000人。看護、IT、美術、教養、商学の各学部で構成されています。開校は1932年と古い歴史を持つ。全土の4州に分校があるカトリック系のスクールです。カトリック系のカレッジや大学は全土にたくさんあります。愛と奉仕をスピリットとして掲げているので、設備を整えて「看護と介護」のノウハウを具体的に教えてきました。

  しかしながら、そうした看護系学部は過去10年間苦戦を強いられました。ITなど時流の学科を選択する若者が増えたことが原因です。カレッジ側によると、学生数は2005年の1000人をピークに漸減して現在は約100人になったそうです。

  カレッジ側が抜本的な打開策を講じつつあるときに、日本側で介護実習生の受け入れを可能とする新法の制定が近いと聞き、その成り行きに関心を高めているのです。カレッジ側は次のように話しています。「応募者が減り続けて介護学科を閉鎖しようかなとも考えていました。でも、日本が介護実習生を受け入れる可能性があれば、復活させたいです」、「もしもそうなれば、人材総研(JHRI)と業務連携は十分可能です」と前向きに話しました。

  他方のマニラ・タイタナ・カレッジはどうか?
  学生数は約2000人。看護、ホテル、IT、経営、教養の各学部を備えています。こちらは、先のカトリック系とは違って開校の歴史は40年と若く、ビジネスチャンスに敏感と言えそうです。すでに、大阪の日本語学校と提携しているそうです。カレッジ側は「介護実習生を日本側が受け入れるのであれば提携先を拡大したいので、人材総研(JHRI)ともぜひ協力関係を築きたい」と前向きの姿勢を示しました。

  言うまでもなく、日本側の課題は、ASEAN諸国の介護実習生を受け入れる側の実習計画の立案、給与と就労時間の適正な管理、苦情の対応、実習生に対するメンタルヘルスなど雇用者側の責任能力の有無となります。それが最も重要なテーマです。





エーピーシーズ ポーターズ株式会社 ORDIA



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