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Vol. 20

世界的に景気は減速に向かう!?

2016年4月26日

  国際経済はどうやら景気の減速期を向かえ、先行き不透明感が広がっているようです。最近公表されたGDP世界第2位である中国経済(1-3月期)の成長率は6.7%増にとどまり、7年ぶりの低水準に減速しました。

  しかしながら、実体経済における成長率はその半分ではないかと分析する有識者がいます。もしもそれが事実であれば、いわゆる“チャイナリスク”は世界を揺るがす問題へと発展しかねません。日米欧をはじめASEAN諸国に波及するのは必至であり、今年の下半期以後の経済見通しは暗くなる恐れがあります。

  景気が上昇すると企業の生産活動は一般的に活発となり、それを支える労働力の需要が増加します。その結果、労働市場における失業率は低下します。日本の今の失業率は、昨年以来3.5%で推移しています。景気は良好と言えるでしょう。

  では、3%台がどういう状況なのか? 30歳未満の若い求職者は極端に少なくなり、募集してもなかなか集まりません。集めるにはどうしたらよいか? 雇用条件を良くするのが最も効果的ですが、それでも、中小企業の募集活動は厳しいのが実態です。
  反対に、不況下では余剰人員が雇用契約を解約されて、失業率は高まります。世界同時不況を誘発したリーマンショック後の2009年、2010年の平均失業率は5%台であり、政治の最優先課題は景気浮揚策でした。

  外国人労働者の動きはどのように変化するでしょうか?
  景気が悪化すると外国人雇用が見直されて新規の受け入れは減少します。好景気の時は反対に増加します。
  景気減速時代に突入する可能性のある向こう1年間の変化はどうか? 結論から言えば、特殊な分野を除いては外国人労働者の受け入れは減少するでしょう。

  特殊分野とは何か? ITなどの高度な技術を持つ人材、それと介護です。介護現場への失業者の労働移動は一定程度増えるでしょうが、それでも慢性的に足りない状況が続くことが予想されるからです。
  人口減少の歪はますます広がります。それを埋めるのは外国人労働者の短期受け入れとロボットではないかと思います。


エーピーシーズポーターズ株式会社ORDIA



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