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Vol. 27

技能実習法案審議の遅れによる影響
マニラで知ったハノイの話題

2016年9月8日

  「春にも外国人技能実習制度を利用して日本で介護の仕事を始める予定だったベトナムの若者たちが、日本の国会での新法案審議がずれ込んだため、人生設計の変更を強いられている」──。

  マニラの馴染みのホテルで朝食を取りながら、地元の日刊マニラ新聞を開いていたらこんなニュースが目にとまりました。見出しは「翻弄される介護士の卵」、「越、日本側の審議の遅れが影響」。8月31日付の冒頭の記事は次のように述べています。

  「準備のため通っていた日本語学校を退学、介護の仕事自体を断念した人も。日本で資格を取得して介護士として活躍する夢を描いていた若者が翻弄されている」。そして夢破れた3人の若者の姿を紹介しています。

  そのうちの1人で23歳の男性はこの4月、ハノイの日本語学校を退学したそうです。 記事によると、両親から「田舎に戻って結婚しろ」と言われ、今はレストランで働きながら独学で日本語の勉強を続けている。若者は故郷で看護師として働いていたが、人材会社に「もうすぐ法律ができる」と勧誘されて昨年8月にハノイの日本語学校に入学。そして、今年の4月に奈良県のケア施設で技能実習に従事する予定だったそうです。

  そして、記事は次のように結んでいます。
  「技能実習制度をめぐっては、劣悪な労働環境や低賃金などの問題点が指摘されているが、訪日をめざしたベトナムの若者は数千人に上るとみられる。日本の国会審議が滞ったことで、大半が渡航を断念した可能性がある」と。

  ここマニラでも昨年秋、新法案成立を見越して介護実習生の候補者を募集する広告が掲載されてフィリピン政府機関や人材サービス業界関係者を驚かせました。
  ASEAN諸国では技能実習法案の成立に対する関心は高まっています。法案の早期成立が期待されます。


エーピーシーズポーターズ株式会社ORDIA



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