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ユニテックフジワークアピス
Vol. 28

All for One; One for All.

2016年9月14日

  「三浦さん、日本での就職が決まり日本語研修に参加している若い人たちに、何でもいいから日本のことを話してあげてくれませんか?できれば、日本語で」──。

  9月1日、マニラのユニプランエージェンシー(Uniplan Agency)を久しぶりに訪れました。オフィスに着いてまもなく同社の社長であるエルノラさん(Elnora)から、突然、冒頭のようなリクエストがありました。しかも15分後に話して欲しいというのです。彼女とは12年の付き合いですし、マニラ滞在中はいつも気にかけてくれています。「了解しました」と言って2階の研修ルームに向かいました。

  9人の受講生たちが起立して私を迎えました。彼らのほとんどが日本の上場企業にエンジニアとして就職が決まり、基礎的な日本語を勉強中でした。
   全員がフィリピン大学を卒業したばかり。同大のレベルは、日本で言うと、東大、京大とほぼ同じだそうです。勉強の姿勢や礼儀はしっかりしていて育ちも良さそうでした。
  1時間余のインスタント・レクでしたが、私は日本企業の仕事観を即興で話しました。
“All for one, One for all”──。日本語でそれを述べたところで、レッスン中の彼らの日本語能力では理解は難しいはずです。英語でフォローしながら具体的に教えていくと、全員がノートにボールペンを走らせました。白板もたまに利用しました。彼らの動作を見て“なかなか優秀だな”と思いました。

  私はリオ五輪での陸上競技の男子400メートルリレーを例にして紹介しました。日本人のアスリートたちの100メートル走の速さはジャマイカやアメリカ、その他の国の選手に比べると少し遅いが、バトンリレーのチームワークが抜群に良く、アメリカをおさえて銀メダルを獲得することができた、と。受講者たちは目を輝かせて聴き入りました。

  わずか1時間余の講義。教えながら“初めての日本に行って、観光ではなくて仕事に従事しようとする彼らの決意は、ある意味で、尊敬に値すると思いました。
  Boys, be ambitious! And do your best in Japan! 教えながらそのように感じた次第。


エーピーシーズポーターズ株式会社ORDIA



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