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ユニテックフジワークアピス
Vol. 34

TESDA長官との意義あるミーティング

2017年2月6日


センター左がマモンディオング長官

  筆者は1月にマニラを訪れ、同月19日、フィリピン政府機関であるTESDA(Technical Education And Development Authority、テスダ)のマモンディオング長官(Director General/Secretary GULING GENE、. MAMONDIONG)と懇談しました。ドテルテ大統領が任命した同長官は、率直な人柄で話の結論も早く、フレンドリーで、大変親しみを感じました。
  JEPPCAの主要メンバーも同席して懇談に参加しました。テスダは、職業能力の開発と実施に関する所管官庁で、政府の中でも重要な位置を占めています。

  JEPPCAのビーチ会長が長官にJEPPCA発足の経緯と今後の事業活動などを紹介して意見交換 をしました。その中で、筆者は日本企業や団体のよる採用が決まったフィリピン人に対する日本語レッスン(合計300時間)のあり方について言及しました。

  筆者は、「労働者を送り出すエージェントが個々に実施しているフィリピン国内の日本語レッスンをある程度スタンダード化して良いと思います。それについて、TESDAがリードしてはいかがでしょうか?」と提案しました。日本語レッスンのコスト負担は彼らを採用する日本側が負担しており、そこには何がしかの工夫を施さないとエンドユーザーの満足度は上がりにくいからです。
  長官は私の提案をしっかりと聴き入りました。

  日本語教師の質的問題もあるでしょう。スタンダード化の課題は、フィリピンだけではありません。ベトナム、インドネシアなどASEAN諸国にも当てはまります。

  フィリピンの場合、政府筋の統計によるものではありませんが、日本語講師はフィリピン人70%、日本人30%くらいだと聞きます。日本語を話せるからといって適正な講師とは言い切れません。
  私は、次回の訪比時に日本語講師陣の教え方に関するガイドラインと具体的な取り組み方について書面で提出したいと思います。

  他方、日本での就職内定者に対する就労サポートブックの配布についても長官に提案しました。働く上でのエチケット、マナーについてです。イラストと簡単な文字表現で構成。担当するエージェントが内定者に配り事前に勉強してもらうツールです。

  マモンディオング長官は「なるほど、それは必要かもしれませんね。日本の文化なども(コンテンツに)加えると良いですね」と発言しました。これについては、月刊人材ビジネスを発行するオピニオン社が派遣で働く人たち向けの「サポートブック」を発行しており、外国人用にアレンジするだけで制作できるのです。
  初対面でしたが、長官との出会いと懇談は実りのあるひと時でした。

  マモンディオング長官に引き合わせてくれたのは、以前からの知り合いでもあるJohn下院議員です。同議員の配慮に感謝します。


エーピーシーズポーターズ株式会社ORDIA



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