Asian Human Resources
プロフィール 「日本講座」 バックナンバー
Vol.1 プロローグ

五里霧中に光を求めて。

  フィリピンのマニラに5月9日に来て以来、ちょうど1か月。連日35度の猛暑が続いています。6月になるとこの国は雨期に入り、少し気温は下がるものの、突然のようなスコールに見舞われるのだそうです。四季のある日本と違い南国のフィリピンの風土は決して生易しくはありません。

  その中で筆者は、少し大げさな言い方となりますが、人口減少が進む日本の人材ビジネスの近未来を見据えながら、フィリピンをはじめとするASEANの良質な労働力の確保と育成とどう向き合うべきかを考え、微力ながらも具体的に形あるものにしていきたいと希望しています。

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  そのような筆者ですが、活動が少しずつ活発となり始めたのは、5月下旬です。マニラ最大のビジネス都市であるマカティ(Makati)から北東約30 キロにあるケソン市のイーストウッド(EastWood)にコンドミニアムを借り、ここを活動の拠点としました。

  2週間後、東京の本社研修を終えたフィリピン女性のパトリシア(24)が合流し、動きが加速されています。彼女は2年間、日本国内で仕事をした経験があり、日本語が話せます。私の経費を含む資金管理、パソコン管理、アポ取りと同行、簡単な通訳、生活アドバイスなどすべてを補佐します。元気と笑顔。世話焼きで配慮が行き届く典型的なフィリピン女性だと言えるでしょう。

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  筆者は今月下旬、一時帰国をしますが、それまでの仕事は、POEA(海外雇用省)との接触と彼らに対する提案です。非公式ながらも日本大使館筋の推薦も取り付けました。 POEAとは、海外に技術者、労働者、技能実習生らを送り出すフィリピン全土のエージェントを統括して適正事業化を推進する政府機関です。

  筆者は過去30年間の経験を元に、フィリピン全土のエージェントたちを前に講演したいと希望しています。「技能実習事業法案の概要と実習生を送り出す側の留意点」がテーマ。おそらく、POEA自身も聴講したいテーマでしょう。この法案には少なからず日本の労働者派遣法と共通点があるようです。適正な事業運営と労働者保護という観点で講演し、まじめな現地エージェントとの接点を追求することも私の重要な任務の一つです。



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